『中学生の定期テスト学習計画』

1日24時間。時間は平等に与えられています。しかし置かれている状況は人によって異なり、決して平等などではありません。まずはそのことを認識することからスタートしましょう。友達と一緒に勉強するのは楽しいかもしれません。しかし元来勉強とは孤独のなせる技です。そもそも同じことをやっていては差は埋まらず、お互いが足を引っ張るようなことになれば、相手の人生を狂わせることになります。他人の人生を背負う覚悟がないならやめておきましょう。不平等をいかに努力で平等にするか。自分の目標に向かって計画を立てなければなりません。

定期テストまでに夏休みなどの長期休暇をはさむと、努力する人と怠ける人で大きな差がつきます。それは学校があるときとは違って、1日24時間フルに与えられるからです。睡眠時間を8時時間としても残り16時間。三食とお風呂などで3時間確保したとしても残り13時間。一日一日この13時間の使い道によって結果が左右されます。

首尾一貫した努力は尊いものです。計画は基本的に毎日定点的なものにすることで習慣化します。毎朝何時に起きるのか、朝9時には何をするのか、夜9時には何をするのか、一日の円グラフを作りましょう。

受験勉強にも言えますが、毎日満遍なく全ての教科に取り組みましょう。教科ごとの投資配分を決めたらそれを先ほどの円グラフに落とし込んでいきます。全体的な計画としては、試験範囲は最低でも二周は回せるように計画を立てましょう。一日にやるべきことを机の右に置いて、終わったら左に。全てが左に移動するまでその日の勉強は終わりません。

最後に、定期テストは入試と違って範囲が全て限られています。暗記はある程度インプットしたら、どんどんアウトプットしてください。特に理科社会は問題をたくさん解くことで知識が確固たるものになります。努力をした人だけが次回に向けた自分の勉強方法のフィードバックが得られます。結局その差が将来を形づくっていくのです。時間は平等に与えられています。しかし結果は平等ではありません。自分に期待しながら頑張りましょう。努力の機会は平等に与えられているのですから。