『大学入試改革と普遍的な学習』

大学入試改革によりセンター試験が共通テストに変わり、大学入試はより一層思考力が試される方向へシフトしています。また、近年の大学入試定員厳格化のため、MARCH以上の大学は段階的に偏差値が上昇、楽をして上位大現役合格というのはやはり難しい話です。一方、私大の4割は定員割れ、大学進学者の4割以上がAO入試(総合型選抜)や推薦入試(学校推薦型選抜)で進学するという学力レベルの二極化が生じています。しかし、就職活動では学歴フィルターだけでなく、AO・推薦フィルター、エスカレーターフィルター(内部進学)により、エントリーの段階でふるいにかけられる場合もあります。企業は一般入試(一般選抜)で鍛えられた有能な人材を求めています。

ところで、入試改革によって求められる能力が一変するかのように言われていますが、本質を捉えた深い思考力、知識の応用による問題解決力、根拠を論理的に説明する表現力等、現在注目されている能力の重要性は昔から変わっていません。センター試験が大学入学共通テストに変わっても、それは通過点に過ぎず、国立大二次試験や難関私大一般入試を見通した総合力を養成していくことに変わりありません。地に足の着いた普遍的な学習があって初めてその先の傾向と対策があると考えています。